経営戦略 社長メッセージ

戦略的な投資と人財投入により、事業の継続性、成長力、収益性を高めます

株主の皆様には、日頃より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
当第2四半期連絡累計期間(以下、第2四半期)の業績と今後の見通しにつきましてご報告させて頂きます。

代表取締役社長 上野 剛史
代表取締役社長 上野 剛史

第2四半期ベースの売上収益は過去最高を更新

当第2四半期は、国内外の投資家に向けた開示・IR強化の動きが進展し、株主総会招集通知や英文翻訳サービスの売上が増加いたしました。加えて、IPO、ファイナンス関連製品やWeb制作関連の売上が増加いたしました。これらの増収が、投資信託の新規設定減や前年同期の消費税率改定関連特需の反動減に伴う金融商品関連製品の減収を補った結果、当第2四半期の連結売上収益は、前年同期比307百万円増(同2.2%増)の14,390百万円となり、第2四半期ベースで過去最高を更新しました。

利益面では、体制強化に伴う労務費・人件費が増加したほか、新型コロナウイルス感染症対策費用を新たに計上した結果、営業利益は前年同期比50百万円減(同1.8%減)の2,651百万円となりました。また、2020年7月1日付で持分法適用関連会社から連結子会社化した株式会社ディスクロージャー・プロの株式の段階取得に係る差益が計上されたことにより、税引前四半期利益は前年同期比94百万円増(同3.5%増)の2,825百万円、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前年同期比84百万円増(同4.5%増)の1,956百万円となりました。

製品別の販売動向

<上場会社ディスクロージャー関連>
株主総会招集通知のカラー化による増収に加えて、開示書類作成を支援するシステムサービス・アウトソーシングサービスの増収も寄与いたしました。また、証券市場の株価回復を背景にファイナンスの受注規模が拡大したほか、大型IPOの受注により、上場会社ディスクロージャー関連の売上収益は、前年同期比351百万円増(同5.3%増)の6,946百万円となりました。

<上場会社IR関連等>
コーポレートガバナンス・コードへの対応を背景として、IRサイト構築や英文翻訳サービス等の受注が増加いたしました。また、2019年10月1日付で連結子会社化した、Web制作会社の株式会社レインボー・ジャパンの売上収益も加わりました。これらの結果、上場会社IR関連等の売上収益は、前年同期比175百万円増(同5.1%増)の3,616百万円となりました。

<金融商品ディスクロージャー関連>
金融商品関連製品の印刷物の受注が、前年同期の消費税率改定に伴うスポット需要の反動減により減少しました。投資信託市場は、一部ファンドの新規設定が減速し、主力製品である目論見書等が減収となりました。また、市況の変化を受け外国債券関連製品も減収となりました。これらの結果、金融商品ディスクロージャー関連の売上収益は、前年同期比220百万円減(同6.3%減)の3,283百万円となりました。

<データベース関連>
企業情報データベース、経済・産業情報データベースともに解約を上回る新規開拓が進展しました。これらの結果、データベース関連の売上収益は前年同期並み(同0.1%増)の545百万円となりました。

通期業績見通しは、期中予想を据え置く

当社はこのたびの新型コロナウイルス感染拡大に伴う社会、ビジネスの大きな変化を通して、当社とお客様との間の業務プロセスとコミュニケーションのあり方を変革することの重要性を強く認識し、そのための戦略的な投資を拡大しつつあります。具体的にはお客様に提供する開示実務支援システムとお客様との情報共有システムの開発投資を加速させるとともに、テレワークを前提とした社内の業務インフラの電子化と対応設備の拡充に重点投資を決定し実行しております。また、経営環境の大きな変化を見据え、成長分野の強化に資する人財の獲得が重要と考え、重点的な採用、投入を進めております。こうした戦略的な投資と人財投入により、2020年8月28日付で下記の通り開示させていただきましたように通期業績は減益となることを予想しておりますが、今後の当社事業の継続性、成長力、収益力を高めるための機会ととらえてこれらの施策を実行してまいります。

株主の皆様には引き続き、ご支援、ご鞭撻を賜りますよう、宜しくお願い申し上げます。

当第2四半期実績・通期業績予想
  • 2020年3月期有価証券報告書より、従来の「日本基準」に替えて「国際会計基準(IFRS)」を適用しております。